☆ベータいろいろ
今日はベータテープについて説明したいと思います。
正式名称はベータマックス。ソニーが販売した家庭向けのビデオテープレコーダです。1975年に発売されたのですが、それ以前は家庭向けのビデオは普及してなかったんです。でもベータの登場により、家庭向けが普及しだしたんですよ。初期の段階ではかなりのシェアを占めていたんですね!
それが‥以前のVHSの紹介のブログでも説明した通り、VHSとの販売競争に敗れたのでした‥。VHSより部品が多くて高額だったから、普及しなかったなんて言われてますが!
でもベータはVHSより高画質で、テープも小さくて軽くとても扱いやすいです。だからベータを好む人もわりといたものです。なんとなくマニアはベータってイメージですかね。
EDベータ
VHSが更に高画質のS-VHSを開発したのに対抗して、開発されたのがEDベータです。EDベータはS-VHSよりも高画質だったんですけど、やっぱりテープの価格が高くなってしまって(;^_^A価格面でS-VHSに差がついてしまったようですね。そして画質もS-VHSで十分だったんです。なんだかソニーってついてないですよね。
ベータカム
ベータマックスが家庭ようならば、ベータカムは業務用です。放送や業務用の撮影において世界中で事実上の標準方式となっています。それまではU-maticが中心でした。U-maticについてはまた別の機会に説明したと思いますが、U-maticはカメラマン以外にもVTRを操作する人も必要で2人以上は必要でした。それがベータカムの登場のおかげで、小さくて軽くなり、カメラマンの機動力は飛躍的に向上しました。家庭用はダメだったけど、業務用では成功したようですね!
ベータカムSP
ベータカムの次にできた規格がベータカムSPです。SPはメタルテープを使用していますのでベータカムよりさらに高品質です。。こちらも主に放送用など業務用です。
デジタルベータカム
ベータカム、ベータカムSPの後継機です。ベータカム、ベータカムSPはアナログテープですが、デジタルベータカムは名前の通り、デジタル対応したテープです。デジタルなので、圧倒的に高品質です。
ベータカムSX
ベータカムSXもデジタルテープです。デジタルコンポーネント映像信号をMPEG2でフレーム内圧縮して記録してます。。MPEG圧縮のためBETACAMより画質は劣りますが、180分間録画ができます。画質が劣るとは言っても見た目ではわかりずらいです。サイズはベータカムと同じですが、黄色いデザインが目印です。
MPEG IMX
読み方は、エムペグアイエムエックスです。ベータカムSXを改良したものがMPEG IMXです。ベータカムSXはあまり編集に向いてませんでしたが、MPEG IMXは精度の高い編集ができます。サイズはベータカムと同じですが、エメラルドグリーンのデザインが目印です。