パソコンでブルーレイを再生する3つのステップとおすすめソフト

ブルーレイは再生できる？パソコンのチェックポイント

パソコンでブルーレイを再生するためには、対応しているドライブや再生ソフト、使用するパソコンのスペックを確認する必要があります。次の3つのステップを通じて、パソコンでブルーレイを再生できるかを確認しましょう。

【ステップ1】パソコンにブルーレイ対応ドライブがあるかを確認する

パソコンがブルーレイに対応しているかを3つの方法でチェックしましょう。

確認方法1

使用しているパソコンに、ブルーレイディスクを読み込むためのドライブ（CD、DVD、ブルーレイなどのディスクを挿入する部分）があるかを確認してください。パソコンに内蔵されたドライブがブルーレイディスクを読み込めるかは、ドライブの外見をチェックすると良いでしょう。多くのブルーレイ対応ドライブには、前面パネルに「BD」のロゴが表示されています。ロゴが見つかれば、ブルーレイディスクの読み取りに対応している可能性が高いです。

確認方法2

Windows 11/10では「スタートメニュー」を右クリックし、「デバイスマネージャー」から「DVD/CD-ROMドライブ」を確認するとドライブの詳細がわかります。Macの場合は「アップルメニュー」から「システム設定」、「一般」、「情報」、「システムレポート」の順でクリックすると、ハードウェア情報を確認できます。「BD」などの文字が見つかれば、ブルーレイに対応している可能性が高いです。

確認方法3

パソコン購入時の仕様書やオンラインの製品ページを参照することで、ブルーレイに対応しているかを確認できます。仕様書や製品ページに「ブルーレイドライブ」や「BDドライブ」のような記載があれば、ブルーレイディスクの再生に対応しています。

パソコンがブルーレイに対応していない場合／ディスクを入れるところがない場合

パソコンがブルーレイに対応していない、ディスクを挿入するドライブがない場合、外付けのブルーレイドライブ（外付け光学ドライブ）を購入する必要があります。外付けドライブはUSBポートを通じて接続するため、購入前にドライブのUSBのタイプ（例えばUSB 2.0やUSB 3.0）を確認する必要があります。さらに、使用するパソコンのOS（WindowsまたはMac）に対応しているかもチェックしましょう。

【ステップ2】パソコンにブルーレイ再生ソフトがあるかを確認する

ブルーレイディスクをパソコンで再生するためには、専用の再生ソフトが必要です。WindowsやMacの標準メディアプレイヤーではブルーレイの再生がサポートされていないことが多いです。Windowsユーザーは、スタートメニューから「設定」、「アプリ」の順に進んでインストール済みのアプリケーションを確認します。Macユーザーは「Finder」から「アプリケーション」フォルダをチェックします。ブルーレイ対応の再生ソフトが見当たらない場合は、市販の専用ソフトウェアの購入が必要です。ただし、市販やレンタルのブルーレイディスクには、著作権を保護するためのコピーガードAACS（Advanced Access Content System）がかかっているため、対応したものを選定する必要があります。

【ステップ3】パソコンのスペックを確認する

ブルーレイの再生に適したパソコンのスペックを確認する必要があります。パソコンでブルーレイ映像を快適に再生するための基本的なハードウェアスペックを以下の表にまとめました。

 
問題なくブルーレイを再生するには、高解像度の映像を処理するスペックが求められます。使用するパソコンのOSやCPU、グラフィックボードなどの各スペックが基準を満たしているかを確認しましょう。不足しているスペックがある場合は、必要に応じてハードウェアのアップグレードや適切な再生ソフトを選定しましょう。

パソコンでブルーレイが見られない！解決方法は？

パソコンのブルーレイ環境を整えても再生できない原因として、ディスク自体の汚れ、ドライバーの更新状態、コピーガードの影響が考えられます。それぞれの原因と解決方法について、詳しく見ていきましょう。

ブルーレイドライブを掃除する

ブルーレイドライブの内部に蓄積したほこりや汚れが読み取りエラーの原因となって再生できない場合は、ドライブ内を掃除する必要があります。ティッシュや目の粗い布などを使用すると、レンズに細かな傷をつけてしまう可能性があるため、市販の専用クリーナーキットを使用することを推奨します。使用方法は製品によって異なるため、購入したキットに付属の指示書に従って正確に操作してください。

再生ソフトのドライバーを最新の状態にする

ブルーレイ再生ソフトのドライバーが最新の状態でないことが原因で再生できない可能性もあるため、ドライバーを最新の状態にしておきましょう。ドライバーを最新の状態に更新するためには、Windowsでは「デバイスマネージャー」を開き、対象のドライブを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。Macでは、「アップルメニュー」から「システム設定」、「一般」の順でクリックし、右側の「ソフトウェアアップデート」を通じてドライバーの更新ができます。

再生ソフトのAACSキーを更新する

AACSキーが最新でない場合はディスクの再生ができないことがあるため、再生ソフトを起動し「キーを更新してください」というメッセージが表示された場合は、指示に従ってAACSキーを更新しましょう。通常ブルーレイディスクには、AACSというコピーガード技術が用いられ、多くの再生ソフトは定期的にキーが更新されます。

リージョンコードを確認する

リージョンコードがディスクとプレイヤーで一致しない場合、再生ができません。リージョンコードは、特定の地域でのみ再生可能とするための制限コードで、販売者が地域ごとにコンテンツや発売日、価格を調整するために割り振られています。ブルーレイのリージョンコードはリージョンフリーとA、B、Cの4種類があり、日本はリージョンAに該当します。

リージョンコードは、ディスクのパッケージに記載されているため、購入や再生前に確認しましょう。

それでも再生できないときは？

環境を整えたにもかかわらずブルーレイを再生できない場合、ブルーレイドライブやパソコン自体に問題を抱えている可能性があります。どうしても問題が解決しない場合は、システムの再起動や再度設定の確認を試みてください。それでも状況が改善しないときは、購入先に問い合わせるか、専門の修理サービスにメンテナンスを依頼することも検討しましょう。

無料のブルーレイプレイヤー（Win & Mac）

ブルーレイ再生ソフトの中には、無料でもWindowsとMacの両方に対応している高性能なものがあります。ここでは、無料のおすすめソフトを2つ紹介します。

Leawo Blu-ray Player

Leawo Blu-ray Playerは日本初の無料ブルーレイ再生ソフトとして、高画質で高速な再生が可能です。LeawoはDVDやブルーレイのコピー、コピーガード解除などのサービスも提供しており、高い技術力を持つ会社です。

VLC media player

VLC media playerは、WindowsやMacなどさまざまなプラットフォームに対応している無料メディアプレイヤーです。無料でありながら広告やスパイウェアもないので安心です。

有料のWindowsブルーレイプレイヤー

無料版でも優れた再生ソフトはありますが、機能面、安全性を求める場合は有料版を検討してみると良いでしょう。Windows版の有料ブルーレイプレイヤーを2つ紹介します。

PlayerFab

2021年から前モデルDVDFab プレーヤー6は、Windows版に限りPlayerFabにアップグレードされました。アップグレード後のPlayerFabは、プレーヤー6の全機能を網羅し、AmazonやNetflix、U-NEXTなどの主要なストリーミングプラットフォームの動画再生に対応しています。

CyberLink -PowerDVD 23-

CyberLink のPowerDVD 23は、8K超高精細映像の再生をサポートし、HEVC/H.265を含む多様なファイル形式に対応したWindows専用メディアプレイヤーです。クラウド50GBの1年間無料提供や無料体験版により、最新の技術を気軽に試せます。

有料のMacブルーレイプレイヤー

Windowsに比べると、Mac OSに対応している再生ソフトは少ないですが、機能が豊富なものが存在します。Macユーザーにおすすめの有料ソフトを2つ紹介します。

DVDFab プレーヤー6 for Mac

DVDFab プレーヤー6 for Macは、刷新された再生エンジンを搭載し、安定性・互換性に優れています。DVDFab プレーヤー6 for Macでは、PCモードとTVモードを切り替えることが可能で、ユーザーインターフェースも一新されました。

Macgo　Mac Blu-ray Player

Macgo Mac Blu-ray Playerは、Mac専用で初めて開発されたブルーレイ再生ソフトウェアです。シンプルなインターフェースと優れた機能でMacユーザーに高品質なホームシアター体験を提供します。

パソコンのブルーレイ再生は3ステップで確認！

パソコンでブルーレイを再生するには、まずブルーレイ対応ドライブや再生ソフトが必要です。さらに、再生をスムーズに行うためにパソコンのスペックも重要です。本記事ではブルーレイ再生をパソコンで行うための3つのステップで確認する方法やおすすめの再生ソフトを詳しく紹介しました。家族の思い出やお気に入りのドラマをいつでも楽しみたい場合には、ブルーレイの「コピー」という手段もありますが、コピーガードの問題や違法性のリスクが懸念されます。そこで、ダビングコピー革命ではブルーレイのコピーから特急ブルーレイコピー、テープからのDVD・ブルーレイへのダビングまで、幅広いサービスを提供しています。自宅に眠っている古いビデオやDVDの整理ならダビングコピー革命を利用してください。