断捨離を成功させるコツは？やり方やアイテムごとの断捨離方法を解説

「断捨離をするときのコツを知りたい」
「断捨離でやってはいけないことを事前に知っておきたい」

断捨離を始めようと思う人は、上記のような悩みを抱えることが多いでしょう。

断捨離をスムーズに進めて成功させるためには、「自分のものから始める」「無理にすべてを断捨離しない」など、いくつかのコツがあります。

本記事では、断捨離を成功させるためのコツや、断捨離でやってはいけないことなどを紹介しています。最後まで読めば、確実に断捨離を成功させられるようになるので、ぜひ参考にしてください。

断捨離を簡単に成功させるコツ7選

断捨離を簡単に成功させるコツを7つ紹介します。

• 断捨離前に絶対に残すものを決めておく
• 1分で判断できないものは保留する
• 保留したものも定期的に見なおす
• 1日15分から始める
• 場所ではなくカテゴリー別に断捨離する
• 自分のものから始める
• すべてのものを無理に捨てようとしない

それぞれのコツについて、詳しく確認しましょう。

断捨離前に絶対に残すものを決めておく

断捨離前に絶対に残すものを決めておくと、作業を迷いなく進められます。「絶対に残すものはすでに分類してある」と安心感をもって断捨離に臨めるからです。

断捨離が苦手な人は「捨ててしまってあとで後悔したくない」「あとで使うかもしれない」と考えてしまい、思い切ってものを捨てられないことが多いでしょう。最初に絶対に残すものだけを決めておけば、取り返しのつかないものを捨ててしまう恐怖心をもつことなく断捨離を始められます。

あとで使うかもしれないものでも、本当に必要になったタイミングでまた購入できるものは思い切って捨ててもよいでしょう。

1分で判断できないものは保留する

断捨離をするときは1分考えて、残すか捨てるか判断できないものはいったん保留にし、どんどんアイテムを分類しましょう。

断捨離の基本は「捨てる」ことですが、「残す」「保留」を含めた3つで分類するとわかりやすいです。次のようなものは捨てずに残しておくと、断捨離後に不便や後悔を感じにくいでしょう。

• 普段から使っているもの
• 今後確実に使うとわかっているもの
• 捨てると二度と手に入らない思い出の品

捨てるべきか残すべきかの判断に時間をかけすぎず、まずはすべてのアイテムに目を通すことを優先しましょう。

保留したものも定期的に見なおす

保留したものも定期的に見なおすことで、ものは少しずつでも減らしていけます。

ものを捨てることに慣れていない人や、捨てることに恐怖心がある人は、アイテムを保留に分類しがちです。しかし、保留したものを別の機会に見直せば、捨てるか残すかの判断ができることも多いです。

たとえば、保留しておいたけれど3ヶ月見なかったもの、使わなかったものは捨てると決めておけば、保留アイテムも処分ができます。定期的に保留アイテムも見なおすことで、家が整理されていくでしょう。

1日◯分と決めてから始める

「1日◯分断捨離をする」と決めてから始めると、断捨離に挫折しにくいです。

断捨離で挫折を繰り返してしまう人は、短期間で一気に断捨離を完了させようとしていることが多いです。断捨離を短期間で完了すべき大きなイベントとしてではなく、長期的に行っていく日常の中にあるものと意識すれば、ハードルは下がります。

たとえば、「1日10～15分だけやる」と決めて断捨離を始めると、勢いがついて断捨離を継続しやすいでしょう。時間で区切ることが難しい場合は、「1日1アイテムだけ断捨離する」と無理なくできるレベルの簡単なタスクにすることで、断捨離を習慣化できます。

慣れてくれば徐々に短時間で多くのアイテムを断捨離できるようになるため、まずはスモールステップから断捨離を開始しましょう。

場所ではなくアイテムカテゴリー別に断捨離する

断捨離は場所ではなくアイテムカテゴリーごとに実践しましょう。

断捨離を始める人の多くが「まずはリビングから」「今日は寝室のものを断捨離しよう」などと場所で区切ることを考えてしまいがちです。しかし、場所で区切ると「リビングにある洋服」「寝室にある洋服」など、同じカテゴリーのものを何度も判断しなければならず、無駄が多くなります。

一方、アイテムカテゴリーごとに行うと無駄がなく、効率的です。たとえば、今日は洋服、明日は小物類のような形で断捨離をすれば、すべてのアイテムを見てバランスよく残すものと捨てるものを判断できます。

自分のものから始める

自分のものを中心に始めると、断捨離は成功しやすいでしょう。

自分のものは残すか捨てるかを自分だけで判断してよいため、作業の手が止まりにくいです。一方で家族のものまで断捨離しようとすると、いちいち所有者に捨ててよいかどうか確認する必要があり、余計な時間がかかって作業が滞りがちです。

そのため、まずは自分のものから始めて、断捨離のメリットが大きいことを家族に理解してもらいましょう。断捨離のよさがわかれば家族も協力的になり、家全体のものを断捨離できるようになります。

万が一家族が絶対に断捨離をしたくない場合は、個人スペースを設けて個人のものはそのスペース内で収納するように依頼しましょう。ものがまとまっていることで、家がすっきりとした印象になります。

すべてのものを無理に捨てようとしない

すべてのものを無理に捨てようとしないことも、断捨離においては重要です。

多くのものを捨てようと無理をすると、精神的負担が大きくなり断捨離に挫折してしまう可能性が高くなるからです。

たしかに断捨離の基本は捨てることですが、必ずしもたくさんのものを捨てなければならないわけではありません。今は保留するものが多くても、いつか自然にアイテムを手放せるタイミングが来るはずです。

無理に捨てようとするのではなく、自然に手放せるタイミングが来るまで保留しておくのも一つの手段として考えましょう。

断捨離のやり方

断捨離のやり方は次の通りです。

• 1. 断捨離をするためのスペースを確保する
• 2. 空けたスペースに片付けるアイテムをすべて出す
• 3. 一つずつ手にとって捨てる・残す・保留で分類する
• 4. 残すものの保管場所を決める
• 5. 捨てるものはゴミとして出すか買取査定に出す
• 6. 保留したものは定期的に見なおす

このステップに分ければ、挫折せずに断捨離を完了しやすいでしょう。

断捨離をするときは、すべてのアイテムを収納場所から出す必要があるため、最初に十分なスペースを確保しなければなりません。

その後、空けたスペースにカテゴリー分けしたアイテムをすべて出し、捨てる・残す・保留で分類を進めます。

残すものは保管場所を決めて保管し、捨てるものは家庭ゴミとして処分します。価値の高いものは、買取査定やフリマアプリに出しましょう。保留アイテムも定期的に見直せば、家をさらに整理整頓できます。

アイテムカテゴリーごとの断捨離のコツ

カテゴリーごとのアイテム断捨離のコツとして、次のアイテムについて紹介します。

• 洋服
• 本や雑誌
• 小物
• 書類
• 昔のビデオテープ

それぞれのアイテムの断捨離のコツを、詳しく解説します。

洋服

洋服を断捨離するときのコツは、捨てる基準を決めることです。たとえば、次のような基準で捨てていくと整理しやすいでしょう。

• 1年以上着ていない
• 汚れやひどい色落ちがある
• 体型に合わなくなった
• デザインが流行りのものではない
• 一度着てみて似合っていないと感じる

この方法なら、決めたルールに従うだけでよくなり、楽に断捨離できます。高価なもので捨てるのがもったいないと感じる洋服は、洋服専門の買取業者やフリマアプリで現金化すると精神的負担を抑えられ、断捨離が捗ります。

ただし、冠婚葬祭で着用するものは急に必要になることがあるため、万が一に備えて、まだ着られるものは処分しないようにしましょう。

本や雑誌

本を断捨離するときのコツは、読まない本を思い切って処分することです。本は多くの場所で売却できるため、読みかけであってももう読まないものは思い切って売却しましょう。

最近は自宅まで買い取り査定に来てくれる業者もあります。本は重たくスペースを取るので、業者の手も借りて効率的に断捨離を進めるとよいです。

一部分だけが気に入っている雑誌は、その部分だけを切り取って保存することで余計なスペースを使わなくなります。

小物

小物類を断捨離するときのコツは、用途別でカテゴリーに分けて、全体の量を把握しながら必要分だけを残すことです。たとえば、次のように分けてそれぞれのカテゴリーで必要な分だけを残し、あとは断捨離してしまうと部屋がすっきりします。

• キッチン用品
• 日用品や消耗品
• 化粧品
• アクセサリー
• 貴重品
• 小型家電

普段から小物の全体量を把握している人はあまりいないでしょう。まずはすべての小物を片付けスペースに出して全体量を把握します。その後、他のものと同様に残す・捨てる・保留で分類分けをしましょう。

各部屋に置いておくべきなのか、家に1つあれば十分なのかを考えながら、家全体で必要な量を考えて、不要分は思い切って処分しましょう。

書類

書類を断捨離するときのコツは、基本的にすべて捨てる意識をもつことです。残す書類は次の3タイプに分類できます。